猫さんロードと裏猫日記

猫を通じて生き方を学んだり

昔の話 再投稿 一部修正

今では犯罪であるが僕の思春期から青春の時代はシンナーを吸う事自体

犯罪行為とはまだ認定されていなかった。

その頃の話です。大流行し、街角の片隅で座り込んでいる若者もよくいました。

それが社会問題として後に犯罪行為として法律上禁止となった経緯があります。

僕自体の生き方は先生や周りの人達がくそ真面目と言うくらいの生き方だった

そんな僕ですが遊び仲間と言うと先生や友人周りの人達が

なんでお前のような真面目な奴が不良と関わっているのだと言う

首をかしげるような状況でした。

僕は大人や社会に対してずっと反抗的でした。今もです

不良にはなれない性格なんです。

周りを見ると真面目そうな人間は沢山いますが

僕の様なくそ真面目ではありませんでした。

そうね、真面目そうな顔していて何もしない人ばかり

イジメも見て見ぬフリ、自分が損したくない人が平均的真面目です。

大人もそうでしたね、体裁ばかり先生も又同様。

それと比べると不良と呼ばれる奴らの中に光るものが見えたのです。

それは不良みんなではないですよ。

不良の一部にはちゃんとした生き方があり譲らない良いもの持った人も

多くいるのです。

僕の憧れはそう言う不良の良品です

またそいつらの憧れは僕のような人間なんですね。

僕から見ると普通の人が不良なんです。

ここで立ち上がらなければいけない時に逃げる

真面目そうに見えて何もしない人達です。

そこへ行くと不良と呼ばれる人達の方が信頼関係を大切にする人が

多いのです。

またヤクザ関係者もそう言うものを大切にする人が多く

その点一般人よりも付き合い方によっては裏切らない性質が見える事から

僕の知り合いや仲間には自然と不良仲間

そして僕はその一員としてまとめて見られたりもしました。

学校からは奴らと付き合うなのようなお咎めだったりです

しかしそれは違うんですね。

彼等の殆どが反社会です。僕は真面目だけど反社会の側にいます。

反社会の精神だけど真面目に一生懸命生きる事に徹したいのですね。

反社会と言いますがどちらも構造は同じです

表社会から見る裏社会(反社会)は修正材料のようなものです。

表社会の良くないところの反映が裏社会という事だから

表が良くなれば裏は消滅します。

 

 

前置きが長くなりましたが

シンナー遊び 僕もやりました、一時はとても楽しかったけれど

幻覚を引き起こす中にこれは良くないものだと言う事を暗示する幻覚が

起き始め、辞める事になるのです。

そしてこの訴えを仲間に伝えみんなで辞めるようにしました。

僕のくそ真面目と言うのはその辺りなんですね。

何事も良いか悪いか頭で決めるのではなくやって見て判断出来るか

出来ないかです。

まさかトリップするなんて思いもしなかったですね

軽い気持ちで始めたのですがトリップしている間の事は

記憶も定かでなくなる、空は飛べるヒトラーとも出会う

居もしない金髪女性も目の前に居る。

楽しくてしょうがなかったのですが、ここで引き返せるのが

元々のくそ真面目な生き方

恐らくそれは良心と言う心の奥深く眠っているど真ん中にいる神です。

それに気付けば良くない事は辞めると言う方向へ行くのです。

やったことの無い人にはこれは説明してもわからないし

良心の元が小さいと恐らく気づけないまま被害妄想となり

人を傷つけるか自分の命を落とす事にもなるはずです。

それほど恐いものだと思います。

この経験はそれ以上のものへの深みに入らないで済む布石だと考えれば

良い経験だったという事でもあります。

 

当時は犯罪では無いので捕まっても始末書で終わる程度のものでした。

時間の記憶もなくどこをどうして此処まで来てしまったのかも

全くわからないくらいタイムスリップしてしまいます。

トリップに入る直前居た場所

トリップから抜け出した時に居る場所

唖然としますよね。

もしトリップ中に何かしでかしても恐らくわからないと思います

二人の自分が存在するわけだから本当に恐いものです。

幻覚の中に引き返せと言う暗示の様な幻覚を僕は見るのですね。

 

それは時計の針のようなメーターだったりです

秒針が進む先に「死」の文字があったり

音楽の中に「今辞めないとお告げがあるぞ」と歌詞が変わっていたりです。

車のが突然燃えたり、夢の様な場所だったはずなのに

そこが廃墟だったりね。

 

 

良心は辞めろと言ってるわけです

そして仲間にその事を伝え、シンナーを取り上げ廃棄する

辞めろと言い続け、全員最後には卒業しました。

こいつがここまで言うのだから絶対何かあるだろうと言う展開なんです

 

僕が学校時代に先生から奴らと付き合うなと言われた時

僕は言いました。

不良と僕を分離させたら悪事を誰が止めるのだ

不良ばかりの集団だと良くないのではないか

僕が止役になる

 

現実的に悪い事はするのです社会に反抗するからね

でも誰かが止めなきゃエスカレートするのです。

僕は不良仲間でもヤクザでも

俺達にはこんな真面目な友達もいるんだと言う憧れの存在でもあった事から

こいつは特別なんだもこいつの言う事は聞いておいた方がいい

と言う、当時はカリスマ的存在でもあったのです。

 

僕の言う真面目そうな人と言うのは一般的なズルい人の事です

自分さえよけりゃいい主義の人達

それが社会です

 

少し外れた奴の方が面白い

 

朱に交わっても僕が僕のまま青ければいいのです

青いまま不良と付き合いヤクザと付き合い上司部下と付き合えばいいのです

自分の青はどこにあっても青いまま

朱に交わって朱くはなりませんから

自由にさせてください。