猫さんロードと裏猫日記

猫を通じて生き方を学んだり

猫と共存社会への道

野良猫と言うと不潔だとか病気を持って居るだとか糞尿でも嫌われ者ですが

一生懸命生きて行く姿を見て居ると嫌う理由が僕には見当たりません。

かと言って野良猫達をみんな保護するなんて事も無理ですが

社会が受け入れるような方向に動いてくれれば共存は出来ると信じています。

残念ながら共存へと向かう道が開けて居ないのが今の社会ですね。

 

今日はその野良猫さん達の中のスリムと名付けた猫さんを紹介します。

初めてスリムを見たのは2018年です。

2018年生まれのスリムにも兄弟が居たと思いますが当時は歩き始めた頃で

全くそんな意識も無く猫さんを見て居ました。

たまたま目についた病気の子猫さんか?と思った子猫、それがスリムでした。

2018年生まれのスリム

近づいても目が見えにくいのか逃げようともせず、この猫は長生き出来ないだろうなと

感じたものです。

ここへ足を運んだわけでもなく何となく通りかかって目についた猫さんで

まだこの時はここに沢山の猫がいるなんて事も知りませんでした。

ここへ足を運ぶようになったのは翌年、このスリムと出会った半年以上経った頃から

訪れるようになったのですが成長したスリムはすぐ分かりました。

成長したスリム

身体が他の猫と比べ細い事からスリムと呼ぶようになりました。

出会った翌年からは子供を産みましたが中々成猫になるまで生き延びるのは

難しいようで命の在り方を色々考えさされる事となりました。

 

初めてのスリムの子

チビクロとチビトラ

チビトラはこの写真から何日目かくらいに亡くなったようです。

チビクロは3ヵ月か4ヶ月くらいで行方不明となりました。

目が不自由で殆ど見えなかった事から自力で遠くへは行けないので

何かに襲われたのでしょうね。

この年生まれたのは二匹だったのかまだ他に居たのかは分かりません。

 

翌年

数か月以内に全員姿を消しました

また翌年も

同じように数か月以内に姿を消してしまいました
じゅんきちは病に倒れ亡くなりました

その翌年

Rinが先ず姿を消し、リムが続いて姿を消しました
Hanaは住み慣れた場所を離れましたが健在です

コミントは貰われて行ったそうです
ミントは姿を消しましたこの年に生まれた子で残って居るのは
コリムだけで今もお堂付近でスリムと一緒に居ます

スリム、コリム共に避妊されているのでスリム一族はコリムの世代で

終わりそうです。ミントも避妊されているのでもしどこかで生きていても

この世代で終わりですね。

 

事故、病、外敵などで外で生きる猫さんは本当に過酷です。

よく例えられますが

環境省は計算上、1匹のメス猫が3年後には2000頭以上に増えると試算しています。

計算上でなく現実としての数を掲げて欲しいものです。

 

一つの場所にひしめき合って生きるのも無理だと思います。

増えて困るばかりを強調しないで欲しいものです。

人間だって一つの家の中に何十人

も何百人も一緒には住まないでしょ?

猫さんだって同じだと思います。

その上人間よりは淘汰される数が圧倒的に多いわけだから

命を粗末に扱うような発言や強制もしないで欲しいですね。

 

今日はスリム一族の話をしてみました。

他の猫さん達も同様だと思っています。

生き抜くのは大変なのです。