猫さんロードと裏猫日記

猫を通じて生き方を学んだり

亡くなった小鳥が教えてくれた事

昨年夏に保護した小鳥が亡くなりました。

昨年ブロック塀の下でバタバタと羽根を動かしているが飛べない小鳥

この畑にはいつも猫さんが来るので放ってはおけず保護しました。

身体も随分小柄で以前から家にあった鳥かごで育てていました。

暖かくなって飛べるようになれば自然に戻そう、そんな期待でしたが

最後まで飛べないままの姿で亡くなってしまいました。

その一因に鳥かごの構造に小鳥の動きが合わなかったのかも知れません。

鳥かごそのものは普通にある鳥かごでこれまで特に問題はありませんでした。

ある時、扉と言っても普通に開けるスライド式ですがその縁のスライドする

ワッパの部分(スライドさせるためのワッパ)

赤丸部分のワッパ

これに足が引っかかり宙づりになり息も絶え絶えとなっていました。

そして片足が麻痺したまま動けず片足だけで跳ねまわっていましたが

同じ事が起きるんですね、次は反対側の足が引っかかり宙づりになっていました。

この事故の後、ワッパの無い竹かごに変えましたが既に反対側の足も

障害が残り片足でまともに立てなくなり止まり木にも乗れなくなってしまいました。

竹かごの中を転げながら餌を食べ転げながら何とか水を飲む日々が続いた後

転げてびしょ濡れになり目を閉じ動かなくなりました。

もうこれはダメだなとせめて暖かいストーブの前で看取ろうとティッシュにつつみ

手の中で温めていたら突然息を吹き返しました。

この小鳥は何度も死にかけ看取ろうとしたら蘇った不死身なのか?

そんな小鳥でしたが障害があまりにも酷いので自力で半分、他力で半分の

見守りながらの餌やりとなっていました。

普通の高さでは餌もつつけない水も飲めない羽も足が引っかかった時に暴れたのが

一部千切れていたり、ある時は自分のくちばしが胸に突き刺さり首を曲げたまま

抜けなくなり血だらけになり動けなくなっていた事もありました。

それでも元気?に生き抜いて来たので不死身の小鳥なんだと思いました。

竹籠も少し大きいのに変えたばかり、そして今日ワームも二缶購入したばかり

身体も小さくまともに食べるのが難しいので今日は栄養剤も購入したばかり

それが原因なのか午前中は元気に2滴飲み干したのですが

夕方口に垂らした瞬間、ほぼ瞬時に亡くなりました。

たまたま偶然だったのか何か合わなかったのかそれはわかりません。

鳥かごに始まった事故がここまでの運命を導いたのかも知れません。

妻と娘は、見るに忍びないほどの様子だったので楽になって良かったんじゃない?

そう言っていました。

僕は少し複雑な気持ちも残りました。

栄養剤買わなければもっと生きられたのでは‥‥‥‥。

しかし生きている時の姿を思うとこれで良かったとも‥‥。

片足で転げる背中を下にしてしばらく動けない

横になって起き上がれない、行きたい場所へ行くのに転げながら‥‥。

不死身の小鳥、一生懸命生きる姿を見せてくれました。

猫さん同様に一生懸命精一杯生きる事教えてくれました。