デイサービスの送迎を始めて1年が過ぎました。
事の経緯はデイサービスのスタッフの数が足りないと言う事です
と言っても人員を増やすだけの経済力が無いとも言えます。
また火曜日だけが特にデイサービスに訪れる人数が多く
回り切れないと言う事でもあります。
僕自身はやりたくない気持ちと見て見ぬ振りが出来ないと言う
狭間の中で見て見ぬ振りが出来ない方の気持ちが少し勝っているので
こうして毎週火曜日に送迎に出かけると言う事です。
施設側は恐らく送迎を僕なら引き受けてもらえるのではないかと言う
話し合いがあったのでしょう。
僕にして見れば免許を持つ宿直が4人いるのだから
交代で送迎に加われば月に一度だからと言う思いがあり
それを文章にして提出したのですが他の宿直に声はかけなかったようです。
頼みやすい、引き受けてもらえるのではないかと言う無言の人間関係が
横たわっていたのだと思います。
以前朝食弁当を同系列の施設に職直4人が交代で運んでいました
それをそのまま送迎に当てはめるのには施設側も躊躇するものが
あったのでしょう。
弁当は夜勤が明け運び終わるとそこそこ良い時間に終わっていたのですが
送迎となると人を運ぶと言う事で寝ないまま人を運ぶと言うのは
リスクが高くなるので夜勤の無い日にそれだけで出勤
所要時間は出社して帰るまで1時間半かからないくらいです
通勤時間などを考えるとアンバランスですよね
たったそれだけの時間で出て来なきゃいけない、敬遠したくなるものです。
また弁当の時に宿直の1人は免許を返上していて
その方の夜勤明けには僕がボランティアで運んでいたのです
頼まれたわけではなく自主的に見て見ぬ振りが出来ない性格が
少しでもスタッフがいつも通り働ける環境の方が仕事がはかどる
そんな気持ちからでした。
施設内のちょっとした印刷物など見て古いままのものは
自宅で作り替えて張り替えたり、気の付いた事は勝手にやっていました
そう言う流れが無言の人間関係となり以心伝心
他の人に声をかけるより僕にお願いして見れば？
そんなものだと思います。
今でも出来れば送迎は辞めたいのだけど冗談で他の宿直に
変わる？と言っても事故とかのリスクを考えるとしたくないそうです。
事故は気をつけようと気をつけまいと起こるもので
集中し過ぎても起きる時は起きてしまいます。
僕の中ではまだ見て見ぬ振りをする方が心苦しいので
まだ続けるつもりですが、税金の無駄遣いせずに
こう言う小規模の施設にそれなりの税金をつぎ込んで欲しいものです。
2025年問題が迫りくる中で沢山のサ高住が閉鎖したり
運営が難しくなったりしています。
僕が送迎を辞められる環境になる事がお年寄りの幸せでもあります。
