猫さんロードと裏猫日記

猫を通じて生き方を学んだり

仕事の話

施設の宿直と言う業務に携わって2年と9カ月目となりました

2017年の2月に前職(契約社員)として13年間トラックに乗っていましたが

仕事も減り3月で契約終了となり今の仕事に就くようになりました。

想定外の突然の契約終了でした。

食べて行くためには働かなくてはいけないと就活をはじめ

4月半ばに発達障害児童の送迎とおやつ介助等と言う募集があり

これなら出来そうだと面接を受けその場で決まり喜んだのですが

実際は指導員としてソーシャルスキルレーニングを受け持ってくれとの話になり

たった五日で辞めてしまいました。

それは社会に適応すべき人間にするための学習を施すと言う事です。

僕は社会に全く適応出来なかった人間です。

つまり夫婦なら離婚した人間が夫婦とはこんな形でなければいけませんと言うような

ものです。つまり社会に適応出来ない自分にはその資格そのもの無いのと同じ

五日間悩みながら通い六日目の朝は出勤出来ない旨を伝え辞めました。

時はゴールデンウィークが終わり今日から仕事と言う日でもありました。

ハローワークに出向き頭を下げました。

自分の性格を伝え、一人で出来る仕事、人間関係は持たなくていいような

職場と言う事で探して貰ったのが今の施設の仕事でした。

 

そう宿直業です。

夜間はただ僕一人だけ

人間関係はそこにはありません。

あくまでも職場に於いての人間関係であり

老人施設である事からお年寄りとの人間関係はあります。

 

適応障害の児童と違う所は社会に適応するための学習を施す必要は無いのです。

既に社会で貢献をほぼ終えた人達なのでこれから未来に向けての準備は要らないって

事でもあります。

職場の人間関係は昼勤が終わり老人の夕食が始まった時少し被る程度

夕食が終わる頃にはもう昼勤の職員は誰一人いません。

また朝食時は昼勤の人と言っても朝食のお手伝いの人と少しだけ被る程度で

昼勤の人が出社する頃には僕は家路についています。

2年9ヵ月がノンストレスで過ぎたわけです。

自分の身体が終わるか施設が倒産しない限りノンストレスだから

続ける事は出来そうです。

解雇されれば別ですけどね、楽しく過ごせています。

ストレスと言うのは普段あまり感じないものですが

ノンストレスになって初めてこれまで知らず知らず大きなストレスの中で

働いていたんだなあと思うようになりました。

定年は一応65才で70歳までとはなっていますが

現在僕は69才ですが宿直5人の中では一番若いのです

先輩方はみんな70才を越えているところを見ると

70才までと言うのはハローワークに提出している届け出だと思います。

働き始めてほぼノンストレスだと言う事に気付き、活力が生まれました。

施設の経営者は医者です。

会社経営の経験などあろうはずがありません。

整理整頓などの4Sやクオリティーコントロール等の教育等も無く

施設運営だけのノウハウだけで動いているようです。

恐らく老人ホーム等もそのノウハウだけではないでしょうか?

事務所の中を見回すとそう感じました。

整理整頓のようなきっちりしたものは無く、乱雑と言うか

その場その場での状態しか見えませんでした。

そんなところからちょっとした棚の整理だとか次の人の為にすべき事

まとまっていない表だとかそんなものを独断で作ったり

新たに作り直したりが最初の半年でした。

また必要だなと思う備品は百均で揃えたり色々とやってみました。

その半年間の事が目に止まったようで自分では何とも思っていなく

当たり前の事しかしていないのですが、良くやってくれていると言う

評価のようになってしまったようです。

また出勤のシフトも自由に組んで調整すればいいと伝えているので

他の人を優先に決めて最後に残った日を僕に回すようにして貰っています。

これもノンストレスだから曜日もくそも関係なく全部あちら任せにしています。

恐らく送迎で人手が足りなくなった時も僕なら引き受けてくれるのではないかと

言う話になっただろうと思います。

他の宿直にはその打診がなかった事からも便利屋さんでもあるのです。

やらなくてもいい事までやるくらいだからねえ。

 

明日は夕方五時からの出勤です