猫さんロードと裏猫日記

猫を通じて生き方を学んだり

昨日貧困についてニュースを耳にした

日本の貧困率は先進国の中で高いだとか言っていました。

その辺りしか聞いてないけれど貧困と言う言葉だけでそれがどんなものか

実体験から解かっているので今更あらためて聞く必要もないしね

単純に僕が大切にしている「思いやりと優しさ」が無い世界と言う事です。

政治にも教育に於いてもそれが無い投影像が貧困を生みだしているだけ。

これを何とかしようと色々各県で色んな形で行おうとしているようですが

きっとどこかにシワ寄せが来る事でしょう。

核無き世界でなく

格差無き世界へ本気で向かえば成立しますけどね

 

僕は提案したいくらいのCMがあります

裕福層の行動と貧困層の行動を同時に二画面に分けて

それをずっと流し続けて欲しいものです。

政治家に道徳心や正義心があれば格差は無くなっていくはずですが

それが無いのだから、お零れ与える程度の傲慢政治しか出来る訳がありません。

 

また貧困の定義がどうのこうのと数字や統計を取ったところで

大した意味はありません。

ましてや湯水の如く使い込む税金に国から援助して貰ったところで

見せかけの救済に過ぎないと思いませんか?

自分達が恰好つかないから恰好つけるための政策は辞めた方がいい。

 

本当に利益を分配するような画期的な政策ならばいいと思いますけどね。

政治を支えているのは貧困層でなくて裕福層や権力者です。

ハハハどこかの政党が財産含めて「均等配分します」と言えば

投票率上がります。

そんな事言うはずないよねえ。

 

貧困には貧困の生き方があり、窃盗から殺人まで幅広い犯罪を行う者や

金儲けの為なら何でもありの生き方もあります。

生存する事に関しては生き物は死に物狂いだからね

裏を返せばその犯罪が起こらないような社会づくりを政治家が

汗水流して行えば貧困もまた無くなる事でもあります。

変な片寄った救いは何れ大きな犯罪を生み出す事になり兼ねません。

 

僕も貧困で育ちました。

当時月謝はいつも遅れて払っていて事務室に持って行く事自体

凄く恥ずかしかったです。今の僕なら高校へ行かなかったと思います。

今の僕なら中学も行かなかったと思います。

高校時代は昼食を食べた記憶がありません。

パン代として家から100円は貰える時は貰い

お金が無い時は持って行きませんでした。

その100円さえお腹を満たして消えて行くよりは映画やレコードへと

回す為昼は学校の屋上で過ごし食べたような顔して教室へ戻っていました。

100円が少し貯まると500円程度ですけどね、バスに乗って街へ

そしてレコード一枚買える時代でした。

また映画は三流館ですね新作映画は当時300円前後でしたが

三流館では60円で3本も見られた時代です。

街に出て映画見てレコード一枚買うそれが500円で出来たのです。

お腹を満たしても映画やレコード買えません。

これが貧困と言うものでもあります。

一食我慢するだけで希望が叶う僕なりの生き方だったと思います。

お金の無い時、母が「今日は100円持って行かれたら困る」って言葉

凄くストレートに貧困を受け入れられました。

「大丈夫、大丈夫昼はいつも食べてないけん」それで終わりです。

中学の時大き目の靴履いて3年間、雨の日も履き続けました。

長ぐつ買う事言いだせませんでした。

200円の上靴さえ買えなかったもんね。

おかげで大きな靴も成長し小さくなり両足小指爪がありませんと言うか

潰れてしまって固まったままです。貧困の勲章です。

 

僕には子供が5人居ます

高校へ行く条件は公立か定時制しか選択出来ない状況下でした

長男は何とか全日制公立

次男は受かるかどうかの試しに公立合格しましたが

辞退しました。

三男は始めから「定時制に行った方が家の為にもいいじゃろ」と決め

全日制は受けず定時制に決めました。

長女は公立だけ受け見事不合格

そして定時制へとなりました。

次女だけが私立へと進みました。

就学支援金と奨学金制度の利用です。

これもぎりぎりのところでセーフでした。入学支援金の手続きしないと

受かっても払うお金ない中でしたのでそれが後手に回り

入学までに通知が来なければ高校を諦めると言う選択でした。

 

今、娘は言っています。「行かなければ良かった」

その時は周りに釣られて行きたかったのでしょうが奨学金などの支払い

働きだすと経済圧迫される事が分かったのでしょう。

 

僕自身は親の背中をずっと見て来て貧困の辛さは良く知っていました。

高校も行きたくはなかったけれど親の気持ちを察して行ったのですが

100円今日は持っていかないでくれと言うよりは

高校行かせられないと言ってくれた方がハッピーでした。

 

こんな環境だから夢や希望など特に持たない事にし

色々な事を諦める事で幸せを掴んでいたように思います。

小遣いの中から好きなものは買い続けるけどね

貧困層が好きな物買うって大したものは買えません

超豪華でも10年前の中古車程度です。

後は月々の小遣いで買える程度の小物です。

猫さんには僕の小遣いの4分の一くらい使っています。

小遣いは2万円です、昨年までは一万でしたが増えました。

 

遺言は墓は造るな、骨は拾うな、遺影は残すなくらいです。

終活エンディングノートなど無用。

死ぬ準備するより

今生きている一秒の方が大切です。

貧困は取り敢えず煩悩を減らせばそれなりに解決します。

あれも欲しいこれも欲しい

あれがしたいこれがしたい

ああなりたいこうなりたい

雑念は持たぬ事。