猫さんロードと裏猫日記

猫を通じて生き方を学んだり

音と映像の移り変わる時代をリアルタイムで通り過ぎて来た

昔はレコードからテープデッキへ録音したり、ラジオからテープデッキへ

録音するのが普通で、聴くのは部屋の中と言うのが当たり前だった

カーステレオはカセットデッキがと言うものが世に出て来るまでは

8トラカートリッジテープが一般的だった、その後カセットテープデッキによって

8トラカートリッジテープもやがて姿を消す事になる。

CDの出現やMD、レーザーディスク色々と流れ現在は

CDは残ったけれどコンパクトと言う点ではSDカードやハードディスク等が

色々な音楽機器として普通に出回るようになった。

 

音と言うものは聴き馴れると、普段あまり気にならないのだけれど

僕らの時代のレコードやステレオ、またテープデッキの音は

きっと今とは大きくちがってるのではないかと思います。

ステレオなんて30センチスピーカーって当たり前だったし

レコードなんて45回転の音は音圧もあり迫力もあった

同じ曲を33回転で聴くと音圧も迫力も違っていたしね

録音もオープンリールからカセットに変わった時は

凄い落胆したものです。

それほど差があったのです。

ニコンポとなってからはデジタル的に低音はあるのだけれど

本物の低音が感じられなくなりました。

レコード、30センチ以上のスピーカーから出る音は

現在の様な40W、60Wのような数字はなくても

20Wでも余裕ある音圧がありました

 

当時カセットテープの音に慣れるまでしばらく時間がかかりました

低音のあの包まれるような感覚が全く感じられず

カセットデッキは駄目と言うイメージしかありませんでした。

現在はデジタル処理で低音域もカバーしてるようですが

あの温かみはやはり感じられません。

真空管が色々なところで使われていたし、小型化されるにつれて

音はそっけない音質になったように思います。

今はその馴れてしまった耳で聴くので今の機器の音と比べるくらいです。

 

特に僕は録音などよくしていたのでオープンリール、カセットの違いを

肌で感じていたのかも知れません。

カセットテープは音が薄い、オープンリールはウォームそんな感じでした。

 

現在MTR(ハードディスクレコーダー)は使いますが

やはり音は薄く冷たい感じです。

ただ録音などの手軽さはカセット時代のMTRと比較すると

雲泥の差があり楽になりました。

 

写真も恐らくこれと似た感じで進化したと思います。

フィルム~デジタル

写真屋を営んでいる従兄に聞くとデジタルは楽で便利はいいけれど

深みが無い、足りないと言います。

今でもフィルムカメラとデジカメは使い分けているそうです。

写真の奥行き感、深み感は

音で言うとウォーム、ホット感かも知れないですね。

 

カメラもフィルムだと貴重で手間だけど、それだけに

慎重にシャッター切り、失敗すれば嘆いたしたものですが

SDカードに刻まれるデーターだとシャッター押す事に関しては

慎重にならなくても良いし、撮り直しも何度でもきいて

楽にはなりましたね。

 

今と昔の話でした。