猫さんロードと裏猫日記

猫を通じて生き方を学んだり

常識外れのおじさんと僕たち どっちも嫌われ者です

僕たちが初めておじさんと出会ったのはもう2年前の事でした。

初めて会ったおじさんは早く歩く事が出来なさそうで、ゆっくりゆっくりと

歩いていました。

初めて見るおじさんなので少しだけ遠慮して「にゃあ~」と声をかけてみました。

おじさんはすぐ僕の声に気が付き、近づいて来たのですが、僕たちは少しビビッて

おじさんが近づくと離れました。

おじさんと同じ形をした生き物は優しかったり恐かったりするので

声をかけられても中々近づけないのです。

石を投げつけられたリ棒で追われたりするので近づくと少し逃げて様子をみます。

 

次の日もおじさんはまたゆっくりと歩いていました。

また僕は「にゃあ~」と声をかけてみました。するとおじさんはポケットから

食べ物を差し出し石の上に置きました。

僕たちは食べたいけれど恐いので近づけません。するとおじさんは食べ物を

置いた場所から離れたので僕たちは食べに行きました。

おじさんはまた別の石の上に食べ物置いて帰りました。

 

次の日も次の日もおじさんは食べ物を持って来るのでした。

おじさんの他にもずっと前からおじさんのように食べ物をくれる

畑のおじさんやおばさんが居たのできっと安心しても大丈夫だなと

思いおじさんに近づいてみました。

おじさんは頭や背中を撫ぜてくれ言葉はわからないけれど

話をしてくれたのです。

それからはおじさんが来るとすぐ僕らは行くようになりました。

おじさんの様な形をした生き物は恐い人と優しい人がいるけれど

食べ物を持って来る人はみんな優しいんだなと思いました。

 

ある時おじさんが僕たちがずっと仲良しだった畑のおじさんと

話をしているのを見て僕たちはもっとおじさんと仲良くなれると思いました。

僕たちに優しい人とそうでない人はすぐわかるようになりました。

それからはおじさんが笑顔で話している人達はみんないい人だって

思うようになりました。

 

おじさんが険しい顔して話している人は僕たちも少し離れていました。

恐い顔して僕たちを見る人は危険な人なんだ。

僕たちの仲間が恐い人に追われた時、棒切れを持って追いかけて

転んで骨折したそうです。

僕たちにはわからないけれどおじさんと同じ形をしていても

優しい人と恐い人がいるんだね。

 

おじさんはいつも袋を持っていて僕たちや僕の仲間

そして犬やキツネさん等が残した汚物を袋に入れてどこかへ持って行きます。

僕たちは土や砂に埋める事が多いけれど、犬の散歩なんかの残したものも

持って行ってるみたいです。

 

僕たちに「全部お前たちのせいになるからなあ」と言って持ち去ります。

ある時

おじさんの目の前で畑のお爺さんがクワを持って僕たちに向いて

「お前らこいつでぶち殺したろうか」って言った時

おじさんは「猫をぶっ殺す前にわしをぶち殺した方がええぞ」と

立ち向かってくれました。

畑のお爺さんは畑に糞をされるので怒っているみたいです

でも他の畑のおじさんやおばさんは糞をしても怒りません

肥料になるくらいのものよと言ってるそうです。

おじさんと同じ形をしていても優しい人と恐い人がいるね。

 

さて生き物好きと嫌いな人では根本の考え方が違うようです

猫を必要以上に悪い生き物と捉える差別そのものです。

猫から移る病原菌もあるとは思いますが、それで命を落とした人

あなたの知る人達の中に居ますか?

殆ど居ないと思います。

二人に一人が癌になる時代ですインフルエンザや風邪などと

比べても難病と言われる病の比率よりも低い程度のものです。

生物間の病は共通したものもありますが稀な事でもあります。

蜂に刺される方がもっと確率高いと思います。

 

また野良猫と呼ばれる生き物は人には通常近づきません。

優しい食べ物をくれる人なら近づくでしょうが

多くの野に居る猫さんは人を見たら距離を取り離れるので

猫に引っ掻かれるのはペットとして飼っている人か

野に居る猫さんと仲良くしている僕らくらいなものです。

仲良すぎて引っ掻かれるくらいなものなので

猫嫌いさんは、猫を必要以上悪いように言わないで下さいね。

人間より悪い生き物はこの世に存在しないと思います。

人間の犠牲になるくらいなら毒蛇に噛まれるか

ライオンに食い殺された方が幸せです。

彼等が人を襲うのと人が人を襲うのとは

種類が違います。

 

僕たちの写真です

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おかあさんとその子供達 それぞれ生まれ年は色分けしています

子猫エリア以外の野生の猫さん

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ドラさんとまろさん

猫さんと人間は言葉は通じません。

コミニュケーションは餌遣りと言う一般的には良くないとされている

行為が必要になります。

敵か味方かの方法論でもあります。

 

単純には弱い人を助ける、困った人を助ける心情のようなものです

飢餓の国に手を差し伸べるのもこの心情です。

それが良い事なのか悪い事なのか決めるのは自分自身です。

他人が決めたり誹謗中傷するものではありません。

地球そのものが自分の所有物だと思う人は好きにすればいい。