今日でデイサービス送迎は最終日となります。
アッと言う間の二年間の送迎でした。
辞める理由は集中力の低下です。
人の命を乗せて走るだけの力量はもうありません。
送迎事故や、タクシー事故等を耳にする度に辞めなきゃと思っていました。
送迎やタクシー乗務員には現役引退した人が多くきっと集中力が欠けたまま
あまり自覚せずに運転していると思います。
現在月に一度バンド練習に行っています。
そしてこの過去記事の演奏などは40年前のものです。
まだ僕も若くギターを手にしない日はなかった位の日々を送っていました。
現在は月に一度のバンド演奏の直前に少し自宅練習する程度です
40年前当時のような神経の細やかさも無く半分惰性で趣味を
続けているようなものですね。
この惰性がそのままデイサービスの送迎に当てはまります。
責任感だけで引き受けた送迎ですが１時間程度なので何とか
集中はしていますが惰性の中の集中力でしかありません。
運転出来るから大丈夫、元もトラッカーだから運転馴れしてる
それはもう遠い過去のものです。
久しぶりに過去の記事でこの曲が出て来て当時の集中力と
音楽に対するエネルギーを再確認しました。
今当時のように集中出来るか？ とても出来ません。
時々こうして過去の自分の録音したもの等を聴いたりすると
あのエネルギーはどうしてあったのか不思議なくらいです。
録音のエネルギーは何十回、時には何百回も繰り返し録音していたものです
今はそれさえ出来ません。
バンド練習は僕が無理に音を出さなくても成り立ちますが
一人での録音となるとリズム、バックの音、全て一人でやるので
時間と練習量が半端ではありません。
それが若い頃は当たり前だと思っていましたが今では苦痛さえ感じ
出来なくなっています。
トラッカー時代は確かに何時間もまたハードに動いていましたが
それは仕事量に対する意気込みがあったからでしょう。
その意気込みのパワーが無いのが現役引退組ですねえ。
今まで出来ていたからと言う意気込みでは無く思い込みがあるだけですね。
若しくは意気込みが生きゴミになりつつかもね。
送迎の終わりに当たって何となく開いたページに
この過去記事があり改めて老いる事の意味の一つを感じて良かったなと思います。
この二年間の送迎の想い出もいつの日か美しい思い出となる事でしょう。
