猫さんロードと裏猫日記

猫を通じて生き方を学んだり

死んでしまったのかも知れない、死なせてしまったのかも知れない 

僕自身、運命は変えられないと考えている、昔は変わると思っていましたけどね。

先日カモの子を運命の流れで保護してしまいました、

その時は単に助けたつもりですが、翌々日には死んでしまいました。

その経緯は、娘の送迎に行くまで1時間ほど時間があったので

その間イカ釣りでもして時間を潰そうと河口に行きました。

30分くらい釣りをしていて、午後8時前、薄暗い岸壁の中で

ゴミの流れれに乗らないでうごめく生物が見えたのです。

岸壁沿いに‥‥。

てっきり子ネズミだと思い、しばらく暗がりの中で目を凝らして見ていたのですが

この辺りに這い上がれる陸地など見当たりません。

取り敢えずタマ網ですくい、陸地に離してやれば子ネズミもどこかへ

行くだろうと考えたのです。

いざすくってタマ網の中に動く生物にヘッドライト当てると

何と小さなカモの子でした。

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カモの子

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カモの子

先日の雨で流されたのか、親鳥とはぐれたのか、夜と言う事もあり

ひとまず百均で手ごろなケースを買い家に連れて帰り

大きなケースに水を入れ煉瓦で陸と水辺に分け、たちまち野菜と鰹節を撒き

弱ってはいたがしばらくすると少し元気を取り戻し、翌日ホームセンターで

ヒルの子などの餌を買い、様子を見て近くの田んぼか池に連れて行くか

しばらく成長するまで待つか考えていました。

連れて帰った日は元気もなく、眠りこける感じでしたが

翌日朝にはかなり元気を取り戻し煉瓦の上から水に飛び込んだり

水の中から煉瓦へ飛び移ったりで餌も食べ水もよく飲んでいたので

これなら大丈夫だろう、そう思い夜勤に出かけました。

夜中三時過ぎ、娘からトイレに行こうと水槽見たらカモの赤ちゃん死んでると

ラインが入りました。

 

海で放っておいた方が良かったのか少し罪を感じました。

しかしあのままではスズキなどの餌食になっただろうし

子ネズミであったらそのまま逃がしていただろう

どちらにしても死ぬ運命だったのかも知れません。

 死んでしまったのかも知れない、死なせてしまったのかも知れない

 

過去を振り返って、あの時こうしていれば等は無いんです

振り返ってもそこにあるのは、そうする事しか残ってはいないし

明日の事も、今こうしていればなんてものはなく

こうするしかないのが現実なんですね。

 

事故と同じく、このカモの子は僕との出会いで

僕の運命の中で生涯を閉じる事になったのでしょう。

 

これからも色々な出来事があると思うが、それもそうなるべき

運命の一環だと思う次第です。

 

うちの家の中では、アリやクモ、ゴキブリ

共存しています。家族のだれ一人退治する事はしません。

時にはアリの行列が家の中に出来てもそのままです。

これも運命の一つで、この家ならではの生き延びれる生命かも知れません。

昔はアリの巣コロリやゴキブリホイホイで退治していた事も

今ではありません。

無駄な殺生は必要ないからです。

 

軒先に数個ハチの巣がありますが、毎年の事だし

ツバメ同様、ハチもまた、僕らの近くに居る方が天敵から

身を守れる事知っているのでしょう。

僕らがハチに危害加える事もなく、ハチもまた見慣れた僕らを

敵として見る事はないようです。

巣立つまで見守るだけです。

たまに家に入り込んだ時は、窓から逃がすだけ

 

うちの家で悲しいのはムカデさんくらい

これは意図はないけれど反射的に触れると噛みついてしまうから

僕らの天敵となる運命かも知れません。

ムカデさんは家の周りだけで勘弁ね。

それはかまわない。