僕の職業は高齢者施設の宿直をしています。
綺麗事ならいくらでも言えるけれど
理想論と現実論では大きなへだたりがあると思います。
おじいちゃん、おばあちゃんが居て元気ならば先々の事は理想論として思いを馳せると思いますが現実的に弱ったおじいたゃんやおばあちゃんと接している人達は現実に直面して酸素不足のような日々を過ごしていると思います。
僕の職業柄そう云うお年寄りと接するので
少しはその大変さを知る事は出来ます。
一人のお年寄りを支えて行くのは色々な人の救いの手がないととても抱えることは出来そうに無いですね。
ましてや老々介護なんてのはあってはならないと思います。
少し理想論を言わせてもらえばそういう人達を作らない社会ですね。
自分を支えるのが精一杯な人がそれを強いられる環境に置いてはならないって事です。
かと言って簡単に老人ホームや高齢者施設に送るのも考えものです。
近親者が色々話し合った上で決めて欲しいものです。
僕の感じる事は近親者や隣近所の助けを借りて一人のお年寄りを支えるのが理想ですね。
施設等は一度入ると下降していくのを感じます。
右を見ても左を見ても心許せる相手は居ないですよね、自然自分の殻に閉じこもるしか無くなって認知症は進み、刺激も少ないので自分の身体に心が向いてしまい。
不調ばかりが表面化して良くないですね。
長く生きるのも良い事なのかも知れませんが
長ければ長いだけしんどくて辛いかも知れません。
現在の医療は薬漬けで命を踏ん張らせているように感じます、またベッドの上で生き長らえる時間も増えてしまいハッピーな時間よりも老後はアンハッピーの時間を過して居るのではないでしょうか?
人工透析なども複雑な思いで見ています。
それで5年10年と長く生きる事を目指すのか
しないで一週間〜二週間でサヨナラするのが良いのか複雑ですね、人生どうしてもやり残した事があれば少しは伸ばしても良いけれど
毎日精一杯生きていれば今、死んだっていいんじゃないかな。
僕らもトイレ介助やオムツ交換などはするけれど四六時中それに関わってるわけじゃないのでみんな出来てるけれどもし、四六時中一人でとなると先に死にたくなると思います。
沢山の人の力で支えて行く社会になるといいですね。