猫さんロードと裏猫日記

猫を通じて生き方を学んだり

子猫の旅立ち

野良猫さんと接し始めて5年目になります。

その間に子猫とも出会い、毎年の様に子猫は消えて行きますがきっとその多くは

親離れし旅立って行くのだと思います。

中には事故や病で亡くなる子猫も居るでしょう。

ずっと野良猫さんと接していると生後4ヶ月前後になると親が威嚇したりして

親離れを促すのでしょうね、年を越え次の出産までには子猫は旅立つのが

正常なサイクルなのでしょう。

僕らにとっては消えゆく事は寂しい思いに駆られますが

子猫にとっては生き抜くチャンスを母親に与えられるのでしょうね

みんなが同じところにずっと居続ける方が不自然なのかも知れませんね。

居なくなる=独り立ち成功くらいの見守りがいいですね。

 

4兄弟のおかあさんエリアも春に子供が生まれ翌年には消えて行きます。

あまりに早く消えた場合は何かアクシデントも考えられます。

4兄弟のおかあさん

 

子猫エリアもずっと見て来ましたが全体的にも一定数以上は増える事は無いようです。

成猫は縄張り争いから居られなくなる猫さんが居たりするようです。

生きる事=食べる事

子猫エリアや近所の猫エリアは餌も豊富にありますが弱い猫さんは

また追われ食べ物にありつける場所を求めながら放浪しているはずです。

同じ場所では一定数に達するとやはり食べる事の生存競争から

外された猫さん達は新天地を求めて放浪の旅に出て行くのだと思います。

 

このブログの始まりの頃は4兄弟が居たのですがやはり分裂したように

兄弟親子でも猫社会ではそれぞれが独立しなければ生き抜くのは難しいのでしょうね。

4兄弟 右からおにいちゃん、クロさん、チビ、どくちゃん
僕が歩くようになった動機の猫さんです

この兄弟の行方は偶然にもそれぞれ見つける事が出来たのですが

ただ同じコースを歩いているだけだったら見つける事すら無かったでしょう。

その後も4兄弟のおかあさんの新しい子は消えてしましましたが

二匹は猫好きおねえさんのところへ居る事がわかりました。

もし猫好きおねえさんが居なければただ消えた猫さんとなって居た事でしょう。

昨年もほぼ1匹を除いてほぼ同時に居なくなりました。

捕獲されたとは考えにくいし同時に死んで行く事は考えられないので

きっとどこか僕らの知らない場所でしたたかに生き延びているのではと

思います。

 

子猫エリアではこの最近猫さんが少なくなっています。

居るのは殆ど新しい猫さん達で以前から居る猫さんは住宅街に

散らばっています。

その中でも縄張り争いがあるようです。

エリアに居づらくなった猫さん達は兎に角、放浪しているみたいで

猫好きさんが居る住宅にそれぞれが居る様です。

元のところへは滅多に戻る事は無いので石材店のおじさんも

猫が減ったと言ってます。

 

どの猫さんも自分が頭になれなければ放浪するのだと思います。

そして気の合う者同士は行動を共にしたりしているようです。

それもまたちょっとした環境の変化でまた枝分かれするのでしょう。

 

クロさんのエリアのあーちゃんもクロさんと同様に追い出され

ボスの匂いの無い場所でここなら天下を取れると言う場所で

コソコソしないで生き抜いているのでしょう。

 

ギャルオもまた放浪の途中に4兄弟のおかあさんと出会い

現在の場所に住みついているのだと思います。

またギャルオは少し離れた住宅近くに居る事からきっとそこにも

猫好きさんがいるのだと思われます。

 

 

過去近所の猫エリアにまろさんと言う猫さんが居ましたが

追い出されたのかお堂辺りに来るようになった事からも

見る人から見れば消えた猫さんなのでしょう。

まろさん

その頃ドラさんもまた子猫エリアの猫さんでありながら

殆ど戻る事がなくなっていました。

ドラさん

お堂には4兄弟の一人、どくちゃんがボスとしています。

どくちゃん

どくちゃんが子猫エリアのボスになる頃から沢山のオス猫が居なくなった

事からも成猫は繁殖と食べる事が優先され邪魔な猫さんを追い出すのだと

思います。

子猫エリアのオス猫を狙うどくちゃん

襲うどくちゃん

この後このオス猫はエリアから去りました

猫さんそのものはきっとしたたかに生きて行く野生だと思います。

家と家の狭い通りを通り抜け移動する事が多いので

そんなに簡単に見つけられるような事は無いですね。

今、住宅街で出会うのは僕を知っているから出て来るのであって

例え見える所に居ても知らない人間に近づく猫さんは少ないと思います。

近づけば距離をとって離れる、逃げるのが普通です。

手で普通に触れるようになるまでは例え子猫と言えども時間がかかるものです。

成猫ならばなおさらそれは至難です。

まろさんを触れるようになるまで2年以上かかりました。

ギャルオもそれに近い猫さんで今でも触れはしますが

少し注意しないといけない時もあります

近所の猫エリアに居た頃のギャルオ


 

子猫は旅立つのが一番幸せなのかも知れません。

旅立った後に再会出来るかどうか運ですね。

とんでもないところでしたたかに生きているのが普通かも知れません。