猫さんロードと裏猫日記

猫を通じて生き方を学んだり

夜勤の前にボやいてみる

僕の趣味は魚釣りだったりギターだったりカメラだったりする

それぞれの趣味には得意げに語る人が結構います。

語り部ですね、僕の趣味は軽いのでそんな語り部とは立ち位置が

全然違います。

語り部さんは語るのが趣味なようで知ったげな人達と同じ部類だと思います。

魚釣りで言うと道具の良し悪しから釣りスタイルまで語りたがるし

ギターだとまたどのギターにどのアンプだのエフェクターだの

やはり語りたがります。

カメラも同様で知識を振り回すだけで素人を下に置いた発言も多いけれど

素人が一番気楽に楽しんでいるはず。

余計な知識は要らずギターなら適当に音が出て手に合えばそこにブランドなど

不要だしね。

知識が豊富だと持て余して知らないままでいいのに教えたがったりです。

 

よく1万のバイオリンと100万のバイオリンの聴き比べしても

殆どの人は分からないしピアノもも同じだったりしますよね

プロでさえ中々聞き分けられないのに素人には聞き分けられるはずもない。

ギターも同様です。

釣り具も同じで魚釣るのに素人は釣れる事が楽しいだけで

良い道具なんて変に頭を突っ込むと魚はそっちのけで道具となり

釣果とは別だと言う事が後でわかるものです。

 

父は渓流釣りの名人ではありましたが同じ名人でも

道具にこだわる名人よりも断然よく釣っていたものです。

渓流釣りの知識で釣るのではなく自分の経験上の感性からの釣りなので

知識人から見るときっと外れた釣りです。

選ぶ竿も渓流用ではなかったし、自分で竹で作った竿が一番のお気に入りで

買う時は渓流用では無い安価な竿でした。

釣果はいつも人の倍以上ですね。

テレビで釣りの講義していたような名人とも同行した事がありましたが

父の眼から見れば子供のように見えた事でしょう。

 

カメラ等も色々な人の話などネットで見るとそんな輩が多いですね。

知識だけが先行してね、恐らく僕の写真を見てもどのカメラって

見分けられないでしょうね。

最近はデジタルになりセンサーサイズが云々の話が多くて困ります。

そこも知識の一角の分野なので道具よりは成果ですね。

スマホだろうとコンデジだろうと撮れた写真を見て

いいなと思えればそれが答えです。

画質は二の次でその二の次さえ正確に判別できる目があれば

その人は素晴らしい感性だと思います。

語り部さん達に普通に撮れた写真を普通のサイズで並べた時

恐らく判別は難しく1万のバイオリンと100万のバイオリンの

聞き比べと同様の答えが出る事でしょう。

素人は楽しく釣りをしたりギター弾いたり写真を撮ったりが良いのだと思います。

 

プロはある種こだわりがあると思うのでその感性の赴くままの道具を

使えば良いだけです。それがプロ意識ですね。

時には安物の竿やギター、カメラ、それでないとこだわりの作品が出来ない

そんな事もあると思います。

 

僕の話ですが、ギターの録音の為に若い頃ドラムを借りて

叩いて見たのですが最終的にドラムそのものは不要に近いものになった事があります。

イメージする音が録音出来ず、イメージを出すためどうしたかと言うと

ドラムスティックでなく割りばしとシンバル、段ボール箱とスティック

バスドラは床を直接足で踏む。

作品とはそんなものです。

 

僕は猫写真ばかりなのですが画質は落として掲載しています。

語り部さんなどはその落とした画質でもこの写真のカメラはこれだ!と

分れば凄い感性だと思います。

僕は自分のカメラだからある程度は見分けられます。

それぞれに癖がありその癖の部分でわかるものもあります。

 

カメラは気に入った写真が撮れればいいだけ。

釣りは楽しく釣る事が出来ればいいだけ。

ギターは心地よい音が出ればいいだけ。