猫さんロードと裏猫日記

猫を通じて生き方を学んだり

驚異のナースコール

昨日の夜勤の話です

 

18時半頃一回目のナースコール消しても消してもなり続くナースコール

その訳はある一人の入居者が呼び続けているのです

部屋を訪れると「エアコンの風が来ない」

エアコンは室温設定に達すると運転は停止、もしくは送風のみ

当たり前の事なのですが風が当たらないと「風が来ない」ですよね

かと言って連続で冷風出そうとすれば最低温度位にしないと

運転停止の繰り返しになります。

常に風を当たるようにするには送風のみの強風設定しかありません

それさえも「風が来ない」とナースコール

行く度に設定したはずの送風設定がドライだったり冷房だったり

暖房だったり21度だったり31度だったりです。

設定し直して詰所に戻る途中にもうナースコール

ナースコール押し続けるから切っても切っても鳴り響く

いつもなら23時の巡回までに翌朝の食事時の薬の配置や洗い物

お湯沸かしお茶沸かし等一連の作業がナースコールの僅かに止まる中で

少しずつ進めはしていたのですが23時には既に50回越えのナースコール

しかも部屋に行くまでに切っても切ってもボタンを押し続けるので

一回のナースコールで数回鳴るような感じです、つまり一回の要件で

数回コール音という事は23時り時点で200回から300回も

殆ど途切れなく鳴っている状態です。

それが朝の5時半まで続きました。

100回の要件でその数倍のナースコール音 オカルトですね。

このお年寄りが入居して僕の夜勤に当たるのはまだ三度目です。

神経衰弱と胃に穴が開くのではないかと思えるくらい強烈な体験でした。

途中からはナースコール音よりは僕の罵声が響き渡っていたと思います。

エアコンのリモコンを絶え間なく触り「風が来ない」

それが朝まで続いたのです。

23時の巡回中も一部屋回ってはナースコールの部屋へ

夜中だから他の人の迷惑になるからと言い続けましたが

その諭す声が怒鳴り声に変わって行く僕でした。

きっと録音でもされたら虐待だと思います、いえ、思うではなくて

言葉の暴力になっていたと思います。

何度もリモコン取り上げ詰所に持ち帰りましたがその都度

またナースコール行かないと徘徊でもするかのように詰所に訪れる事

30回くらいだろうか「かえして~」と大きな声で来るので

返すとまた「風が来ない」のオカルトコール

ついに3時半にはリモコン取り上げ詰所に来ても

「帰れ!来るなリモコンは捨てた」

それからもコールは続くのであった。

老人施設で虐待や骨折、死亡事故

なるほどねと思いました。

そして感じた事、認知症+何かあるような印象受けました。

その何かが知りたいなと思いました。

意志の疎通が出来ない、まるで魂が抜けた感情の無い人の感じです

人としての機能が何もない抜け殻

脳の一部を切り取られでもしたのか?

それくらい感情の欠如は認知症でも接した事がありません。

感情機能が消失しているってどんなものでしょ

疲れました。