白グレさんを始めて目にしたのは2018年11月の事でした
白グレさんと出会うきっかけはデビくんと言う野良猫さんと出会った事です
当時猫さんロードの帰りにこう言う光景がありました
それをずっと見ていたトラ猫が居たのです
写真を一枚写して振り返ると
猫さんロードの帰りだったのでこの写真を写した後、キャットフードを
少し道端に置くと食べに来て、警戒しながらも食べている間は逃げないので
追加でキャットフードを置こうと手を近づけた瞬間強烈な猫パンチと唸り声
なんだこいつ獰猛だなとその場でデビル(悪魔)と名付けました。
男だったのでデびくんです。
それからも猫さんロードから戻ると田んぼの中に居て僕が戻ると道路へと
上がって僕が家に入るのを見つめて居る、そんな毎日でした
外に出て小皿に餌を入れ置くと
この時は2017年の11月の事でした
毎日来るようになり二~三度強い猫パンチで深傷を負いましたが
厚手の皮手袋をして餌やりです、猫パンチも爪を出さなくなり
間もなく凄く懐くようになったのです
2017年11月~2018年3月まで毎日のように来ていたのですが
3月半ばにプツリと姿が見えなくなったのです
家に戻ればデビくんが待って居る、家族もどうしたのだろう?
そこで
デビくんがいつ戻って来てもいいように家の裏の棚に餌場を設置しました
その餌場にウェブカメラを取り付け夜間はセンサーライトで
猫さんが入ると見えるようにしました。
デビくんは来なかったけれど色々な猫さんが訪れるようになりました。
前置きが長くなりましたが
白グレさんはその中の一匹です
ウェブカメラでは白っぽい毛に薄いグレーに見えた事から
白グレさんと呼ぶようになりました
それは2018年11月の事でした。
たまたま餌場に入ったのを見て裏へ行くと餌場から飛び出し
逃げ振り返ったところを写真に収めたのが次の写真
白グレさんはキャットフード猫缶とドライフード置いていましたが
ドライフードだけだとそのまま出て行ったりしていました
初めてウェブカメラで捉えた時は病気猫のように感じたものです
痩せて細く他の猫には追い払われたりの弱そうな猫
ある日、勝手口近くに居たので小皿に餌を入れてやると多少警戒はするものの
食べてくれるようになり裏の餌場には行かず勝手口辺りで待つようになりました。
裏の餌場は他の猫などが来てよくケンカが始まったりでしたが
白グレさんはいつも追い出されるので僕らの前の方が安心出来たのでしょう
人に近づく猫さんは白グレさん含めて三匹位でした
自宅横
初めて見てから4か月後
間もなく白グレさんは家族みんなと仲良く出来る猫さんになりました
そして色々な表情を見せてくれました。
2019年5月頃からは近所の目に触れるようになったことから
家の中に入れて食事をするようになりました
こうして家の中にまで入る猫さんは先ず野良猫には居ません
白グレさんは勝手口を開けるとスーっと入って来ました
あれだけ馴れた外の猫。4兄弟のおかあさんは家まで付いて来ましたが
家には慣れて居ないので入っては来ませんでしたし、抱えて家に入れた瞬間
パニックになったくらいなので白グレさんはちょっと違うようです。
そして7月家の中に入った時、娘がシロさんお腹大きくなってない?
ほぼ毎日このアパートの裏の台の上で寝ていたのでこの家の飼い猫だろうかと
思っていて尋ねた事がありましたがそうではありませんでした
後から考えるとここに居れば僕らが帰って来るのがすぐわかる場所でした。
毎日来ていた白グレさん7月28日は訪れなかった事から
家族で出産したんだろうなしばらくは来ないかもしれないなあ
そう話していた翌日でした
出産した翌日にはもう家に来ました食べては子猫のところへ戻る感じです
ある日猫さんロードに行くときに白グレさんがどこへ帰るのか観察してみました
ある日ウォーキングに出かけると
どうしたものか
猫さんロードから戻っても居るようならどうにかしようと考えそのまま歩いて
戻ると子猫は居ませんでした。
段ボール箱はそのまま残って居ました。
アパートの床下で見た白グレさんの子は肉眼では縞模様が見えていたので
この黒猫はたまたま捨てられたものと思っていましたが‥‥
この日から一週間、家族でもし子猫も一緒に白グレさんが家の中まで引き連れて
来るようならもう白グレさん家族ごと引き入れるしかないなあと談議になり
裏の餌場を撤去し白グレさん達の動向見るためウェブカメラを
側溝に向け設置しましたが‥‥
子猫の姿を二度と見る事はありませんでした。
カメラ設置する前日まで子猫は居たのです
その日目にしたものは
子猫は保護されたのか外敵に襲われたのかはわかりません
子猫が居なくなったあと白グレさんは駐車場から離れようとしない日が
三日続きました。駐車場と側溝辺りを行ったり来たりで
家族も見かねて白グレさんを家に引き入れる事にしました。
白グレさんにとって家の中が幸せなのか外が幸せなのかは本当のところ
わかりません。
外で短い一生を終える方が幸せような気もしますし
安泰な空間でのんびりと一生を過ごすのが幸せのようにも感じます。
ひとつだけ言えるのは差別の無い世の中だとしたら
短くとも長くとも猫さんは幸せになれるような気がします。
僕らと家の中で過ごすためには白グレさんにとって不本意な
避妊手術をしなければいけない事です。
家猫になって1年と4ヶ月今年1月に避妊手術しました。
誰もが猫を可愛がる世の中なら手術の必要はありません
自由に外の世界と家の中を闊歩出来る社会にならない限り
不本意な手術と考えざるを得ません
術後の白グ
現在の白グレさん
白グレさんは家猫になった頃はシロさんと呼んでいましたが
実物は白と茶なので娘がシロさんじゃなくチロさんと言った事から
チロさんと呼ぶようになりました。
猫は猫、どこに居ても猫さんです
人もまた同様で家と外へと自由に出入りしています
野良人間とは言いません
どこに居ても人は人のまま
猫もまた同様です
差別化しなければ良いだけです。
この差別化は人間独特のもので忌まわしいものです
マスク一つで騒いだり
ワクチン一つで特典があったり
利害しか求めない人間の心は悪魔のようなものですね
ペットとしての猫さんも野良猫さんも
同じ星に命をもった生き物です
そこに何の違いもありません。