ミルさんは2001年、寒い冬の朝、誰かに捨てられたのか石垣の間で身動き出来なくなっていたところを新聞配達をしていた次男がこのままでは死んでしまうと家に連れて帰ったのです、その時は目も目ヤニベットリで開かず、ぬるま湯にガーゼを濡らして
拭きとったりしました。
そして元気になり一人立ち出来そうになったら自然に返してやろうと言う流れでしたが
子供達5人と僕夫婦も誰一人離す事など考えてはいませんでした。
暗黙の了解と言うのでしょうか13年の天命を家族の一人として全うしました。
名づけは次男でフルネームはミルフィーユでした。通称ミルです。
ナナさんは2007年の夏、三男が当時働いていた食品物流会社の敷地内において
ネズミ捕り用にダンボールの内側にトリモチを塗って餌を仕掛けていたようで
その中にネズミではなく子猫がトリモチにくっついて動けなくなった子猫を
三男が物流会社なのでトラックに轢かれたらいけないからと連れて帰ったのです
現在13才、ミルさんの亡くなった年くらいだと思います。
みんなで名を考えました、家に来たのが2007年7月7日と7並びの日だったので
ナナと言う事になりました。
ミルさんと同様、元気になったら自然に返そうでしたが未だに居ます。
https://gingagingalong.hatenablog.com/entry/2019/12/26/202013
自宅の裏に野良猫さんが色々来ていましたが、家の中にまで入って来る猫さんでした。
ウェブカメラで初めて捉えた写真では白とグレーの色合いだったので
野良時代は白グレさんと呼んでいましたが、省略してシロさんになり
実際の色合いは茶色がかっていた事からチロさんと改名しました。
家に訪れるようになり妊娠が発覚し、近くのアパートの床下で出産し
2か月弱でうちの家の前の側溝の中に住み着きました。
子猫は僅か一週間で姿を消し、母親のチロさんは僕らの車の下に潜み
小猫の居た側溝へ行ったり来たりしていてあまりに不憫なので
家に迎え入れようと家猫になりました。
小猫が居なくなり乳も張ったままの状態で家猫となりました。
何歳なのかもわかりません。ミルやナナは子猫でしたが
チロさんは成猫です。
昨年9月から同居し今では家族同様です。
ミルさんは13才くらいで後ろ足が立たなくなりました。
病院には連れて行き検査もしましたが原因はよくわかりませんでした。
半年近くオムツ生活でしたが自然に任せ一生を全うしました。
家族の思い入れがあったのでペットの葬儀屋さんを探して
お別れしました。
僕は見送れなかったのですが凄く良い葬儀屋さんの人だったそうです。
広島県内希望の場所で火葬してくれるとの事で
野呂山まで出向いて火葬して貰いました。
寒い日だったのでみんな車の中に居て葬儀屋さんにも
車内に誘ったそうですが火葬が終わるまでずっと外に居たそうです。
また家族の猫に対する愛情が痛い程伝わり涙ぐんでいたくらいの
人だったそうです。
最後にミルさんの最後の日の家族の気持ちのこもった
写真を載せておきます。