先月末にキャノンの一番安価な防振双眼鏡 8✖25ISを購入したばかりなのに
これまでに無い手ブレ防止機能に魅了され、迷いに迷った挙句に
フジノンテクノスタビTS1232〔2mode〕を入手しました。
購入を決めるまでに色々調べましたが、不思議とレビューそのものが
あまりにも少ないのには驚きました。
その理由は、キャノンやビクセン、ケンコーの軽量化された
防振双眼鏡のジャニオタによる評価等でその圏内に入れない双眼鏡だったのでしょう。
ニコンが防振から取り敢えず撤退したのも、僕が購入した
フジノンテクノスタビTS1232〔2mode〕もジャニオタから除外された機種だと
思えます。フジノンは後継機としてちゃんと出して居ます。
対物レンズを小さくしこれまでの半分の重さに軽量化して
キャノンなどと渡り合える開発をしたのだと思います。
売りは恐らく手ブレ幅の度合いを他のメーカーよりハードにしたことではないかと
思います。
揺れるボートの上や動く車からでもちゃんと捉えると言う売りです。
僕の持っているのはキャノン8✖25ISなので比較するには少し無理がありますが
他に比較しようが無いのでそれと比較してみます。
同じ口径ならもっと正確なレビューが出来ると思いますが‥‥。
先ず一番に大きさと重さが全く違います。
見え味は少しキャノンが明るいかな?程度で昼間使うには殆んど差はないように
感じました。
手ブレの方はキャノンは8倍なのでボタンを押した瞬間に止まる感じがよく
わかります。
フジノンは12倍なので少しメリハリに欠けるけれどちゃんと静止します。
身体の揺れそのものはどちらも動いただけ移動しますが目標物そのものは
良く見えます。
マンションの名前や墓石の名前、車のナンバー等
また鳥など眺めると防振機能の無い普通の双眼鏡だと拡大しては見えますが
文字がハッキリだとか鳥の表情などはこんなものだと特に不便は感じなかったけど
防振スイッチ入れてみるるハッキリした静止感があるので一度体験すると
普通の双眼鏡って意味あるのかな?くらいに感じてしまいます。
フジノンは12倍なので多分カメラだと600㎜程度の望遠
キャノンは8倍なので400㎜程度になります。
仕様をまとめてみました。
重さのこの違いは凄いです。
もし同じ倍率だったとしてもキャノンは700gです
店頭で実機を持ったなら重さで却下、除外される確率は高いと思います。
キャノンの8倍だと片手で楽々です。
今回は価格的にも安価なフジノンにしましたが
経済的な事を考えなければ選ぶ理由が無くなりそうですね。
ただここまで重量があると言う事は間違いなく堅牢な事は間違いないでしょうね。
後継機種は軽量化されているところを見ると、何かを犠牲にしたのでしょう。
フジノンテクノスタビTS1232〔2mode〕
キャノン 8✖25IS
フジノンとキャノン 大きさの比較
操作はキャノンはそのまま覗けば通常の双眼鏡 真ん中のボタンを
押している間だけ防振機能がオンになりボタンから手を離せば防振OFFと言う
シンプルなものです、軽量だからこれで十分な気もしますが
ジャニオタなどは入りっぱなしが良いみたいです。
フジノンは接眼部左にレバーがありHOLDの状態で右の電源ボタン長押しで
スイッチオン5秒後にスタンバイとなります。
そして左のレバーをactiveにすると防振機能(ノーマルモード)が働きます。
手ブレがある内はずっと防振機能が働きます。
ここぞと言う時はactiveのまま電源ボタンを押し続けると防振効果が
強化(ファインモード)されると言うものです。
この二段階モードが 〔2mode〕と言う事ですね。
今日の猫さんロードで色々試していたのでいつもの倍の時間
猫さんロードに滞在しました。
僕はジャニオタでもないので長い時間、双眼鏡を除き続ける事は無いので
スイッチ押した時だけ防振の形式でも良いくらいです。
フジノンはactiveのままにしていても数分でレバーが自動で
HOLDに戻り電源OFFになるので切り忘れても大丈夫ですが
持ち歩いたままだと常にオンになってしまうので。
スタンバイ(HOLD)にしておくか、見る時だけオンにすればいいと思います。
僕は景色を見る事が多いので倍率は丁度いい感じでした。
ただこれで手持ちとしては普通の双眼鏡に戻るって事はなくなりました。
三脚でも使うシチュエーションでない限りね。