今日ふと公園に立ち寄った時に何か鳴き声がするなと思ったら
カラスの子供でした、まだあまり飛べないようで木の上でおぼつかない
足取りで何とか止まったのですが親らしきカラスが何度も行ったり来たりしていました。
30分近くいたのですが、その間、子カラスは何度も鳴いていました。
まだカァーと言うカラス特有の声にもなっていませんでした。
まだ口ばしの根元は黄色でしたから身体も小さく、飛ぶのもやっとなのかも知れません
ずっと見ていたのですが少し同じ木の枝に飛び移りましたが
うまく着地出来ず、しばらくバタバタ羽根をバタつかせてやっとこの写真のように
安定しました。巣から落ちたのか飛ぶ練習したつもりが飛べなかったのか
巣立てなかったのでしょう。
親カラスらしきは電柱に止まったり電線を止まったり行ったり来たりしていました。
心配でしょうね。
でも飛べないようだったら餌を運んで来ると思うし、子カラスの所在もわかって
いるので何とかするでしょう。
そしてこの光景で過去の記憶が蘇って来ました。
2012年台風の後の事です、トラックで出入りしていた某自動車メーカーの敷地で
飛べない子カラスが居たんですね、親ガラスも近くには居なく
台風で飛ばされ転がった工場の屋根の通気管のような中に巣がありました。
トラックが行き交うので轢かれてはと思い保護したのです。
仕事中と言う事もあり、取り敢えず安全な場所へ移動しようと
会社近くまでトラックに乗せ連れ帰りました。
可愛いですよね。そして近くの公園の木に止まらせました。
カラスの習性も知らないので、これが凶と出ました。
近くにはカラスも居るし、小さなカラスを見たら何とかしてくれるのではないか
そう言う気持ちがあったんです。
これで一安心、次は何か食べ物をと会社に戻り近くのお店でパンを買い
持って行きました。その間20分です。
近くに行くとカラスが沢山飛び交い鳴いていました。
止まらせた木に近づくと、木の下に黒いものがありました。
子カラスでした、血を流して息絶えていました。
恐らく他のカラスのテリトリーに侵入したと言う事だったのでしょうね
そう言う知識は持っていないし知る機会もありませんでした。
今でもはっきりした事はありませんが飛び交うカラスの一団の動きからは
そう感じたのです。
動物には縄張りテリトリーがあり、そこで衝突しながらも共存したり
移動を余技なくされたりするのだと思います。
毎日猫さんロードの猫達を見ても相性やエリアも絡み複雑な猫関係が
垣間見れますし、友人の豚舎でも新顔が入ると仲間になるまでの数日間は血だらけに
なりながらもその仲間として認められ攻撃はされなくなるようでした。
子カラスには可哀想な事をしたな、小さな親切余計なお世話と言う言葉が
ありますが僕の好意の行為はそんな顛末を迎えさせてしまったのです。
今日のカラスは親カラスも近くに居たので敵が来ても守ってくれると思います。